足利銀受け皿に野村陣営・金融庁決定

足利銀受け皿に野村陣営・金融庁決定

 金融庁は14日、一時国有化中の足利銀行野村ホールディングス傘下の投資会社を中心とする「野村グループ」に譲渡する方針を固めた。受け皿候補には二つの陣営が残っていたが、同庁はより高い譲り受け価格を提示した野村側を評価した。提示価格は1100億円強のもよう。足利銀は債務超過状態で、株式譲渡益を得ても国にはなお1000億円規模の負担が生じる。大半は預金保険機構の資金拠出でまかなえるため、税金の投入は回避できる見通しだ。

 金融庁は近く野村グループと正式な株式の譲渡契約を結ぶ。足利銀は7月にも民間銀行として再出発する。野村グループ野村信託銀行に加え、地銀経営にも参入することで、銀行と証券を融合した総合的な金融サービスを加速する。(15:33)

足利銀トップに商工中金・元理事起用、野村グループ

 一時国有化中の足利銀行の受け皿に14日決まった野村グループは、新たに出発する足利銀のトップに商工組合中央金庫の元理事、藤沢智氏(60)を起用する。中小企業金融に精通した人材を登用し、再建を進める方針。(16:54)

足銀はずいぶん時間がかかったなぁ。んー、このタイミングはどうなんでしょか?景気後退のおそれが強くなる中で国民負担が大きくなるのを懸念したんでしょうか?