ほうとうスナイピングツアー

きのうのまとめ。おもしろかったのでまたやりたい。


久々の何も予定のない週末。どこかへ行こうか、のんびりしようか迷っていたもののせっかくだからということで、正午をとっくに過ぎてから行動開始。
ほうとう」というキーワードが思い浮かび、甲府市内の一番有名な店をネットでチェックし、カーナビに入力。財布と携帯電話、広域地図、iPod、水筒に水を入れて出発。
(本当は車中泊も念頭に入れていた。上着とジャージ、ハンドタオル、ブランケットも用意していた。結果として使わなかったけれど。)

出発の時点で午後1時。
自宅〜栃木、佐野、足利を抜けて群馬県へ。この時点で1時間経過。
ナビの設定を間違えて、館林市内、埼玉県熊谷市を抜けるのに時間がかかりすぎた。距離優先じゃなくて時間優先とすべきだったのに見過ごしていた。

あとは秩父地方〜山梨県甲府市までずっと140号線(彩甲斐街道)。
熊谷〜深谷〜寄居・長瀞秩父鉄道、荒川と平行して走るあたりが素敵)〜皆野〜秩父〜道の駅・大滝温泉〜大滝大橋&滝沢ダム(ループ橋の背後にダムがそびえてかっこいい!)〜雁坂トンネル(\710・トンネル内で山梨県に入る)〜山梨市〜途中の農産物直売所でブドウを買う〜140号バイパス〜甲府市内(この時点で17:30)〜甲州ほうとう「小作・県立美術館前店」に到着(18:15)。


夕食しては早めの時間帯だったが古民家(商家?)をイメージした店内は家族連れ、カップルなどでほぼうまっており、1つだけ空いていたテーブル席に案内してもらう。当たり前といえば当たり前だけど、こういう店には一人では来ないのでとても浮いていた。
「カボチャほうとう」がもっともベーシックらしくてそれをオーダー。ほうとうのつけ麺もあるようだけどすでに売り切れだった。
うどんはもともと好きではなく、ほうとう自体の評判も自分が聞いた範囲ではあまり良くなかったため、正直期待していなかった。でも実際はとてもおいしく感じられた。ふつふつの鉄鍋に、かぼちゃが煮込んであり、さといも、にんじん、ジャガイモ、白菜、わらび、しいたけ、長ネギ、ごぼうなど野菜が盛りだくさん。汁は味噌。野菜の甘みも加わってとてもおいしい。ほうとうもずっしり食べ応えがあり、汁とうまく絡んでいて濃厚だった。これは絶対もう一度食べたい!  


これにて旅行の目的は達成。富士山のふもとで宿泊しようかと思ったけど、楽しみはまた後に取っておいて甲府を離れることに。


19:30出発。国道20号を東に。都心まで150キロ近くあり、東京〜宇都宮(110キロ)より遠いんだと驚いた。甲府近辺は盆地であり文字通り市内が器の底面にあたる部分になっていて、夜景を見ると周囲の斜面にある建物の灯りに包み込まれるようで、平地に住む人間にとってはとても幻想的であった。
甲府〜笛吹〜甲州勝沼勝沼インターのそばの斜面に(いわば大文字焼きみたいな)灯りで大きな鳥居の形が描かれていた。今の時期だけなのかしら?キレイだった。
大月〜相模湖(昼間訪れたかった)〜大垂水峠(東京入り口)〜高尾〜八王子。21:30。学生のころ住んでいた町並みを懐かしみながら・・・って原付だと広く感じていたのにクルマだとあっという間に過ぎ去ってしまう!
〜日野〜調布〜府中〜世田谷・杉並から環七へ。高円寺〜板橋〜赤羽で国道122号で埼玉県へ。鳩ヶ谷〜草加国道4号。あとは北上して栃木県内に。そして帰宅。25:00

12時間ほぼ運転しっぱなしでとっても疲れた。でも知らない街、流れる車窓を見るだけでも楽しいものでリフレッシュできた。また山梨に行きたいし、この企画をやりたい。本当に1つの目的にしか行かない、標的を絞ってそこに向かって行くので、弾丸ツアーならぬスナイピングツアーと名づけよう。